タダより高いものはない 07/05/11

最寄の駅まで、いつも自転車で下りるのですが、
駅近くに1階が店舗のマンションがあり、
半年前頃から、その店舗が空きになっていました。

そして、最近その空き室にビラが貼られ、旗がはためき、
なにやらお店が入ったようです。
が、どうも通常のお店とは違う模様。

そのお店は道に面した全面がガラスなので、
中が良く見えるのですが、まあ、毎日満員の盛況です。
前の歩道には、手押し車や、自転車や、バイクがいっぱい止まっています。

多分、多分ですが、いわゆるSF商法ではないかなと、
近所の方達は言われています。
出てくる人たちは、
大きなパンを抱えたり、卵のパックを頂いたりされているようで、
健康の話を聞いていると言われているようです。


いわゆるSF商法というのは、
高齢者や主婦らを、一室に集めて無料でまず商品を配り、
お得感で気分を高揚させ、冷静な判断が出来ない状態で、
商品購入の契約をさせるやり方。
催眠商法、SF商法とも呼んでいます。

このSF というのは、最初にこういう販売方法を行った会社が、
新製品普及会という名前だったことから、SFと付いたといわれていますが、
つい買ってしまった、返したいと言う相談はなくなりません。

主な商品は、高級羽毛布団、健康食品や治療器具などが多いようです。
一般的なやり方は、
ビルの一室で、日用品を次々と配り、
「欲しい人?!」と言われる度に手を挙げていたら、
「この羽毛布団、本日に限り半額!欲しい人!?」
と言われて、思わず手を挙げてしまった、金額も聞かないで・・・。

後は断れず、その場で何十万というクレジット契約をさせられて、
羽毛布団と一緒に家まで送ってもらった・・・。

そんなことほんまぁ?と思いますが、
雰囲気がそういう状態を作ってしまいます。
勿論、一生懸命に断るわけですが、
手を挙げたでしょ?ハイって言ったでしょ?もう断れませんよ、などと、
数人の男性に詰め寄られたら、
高齢者は、主婦は、とても怖くて、ついそのままに・・・・。

このような時、
書面受け取り後8日以内なら、特定商取引法に基づいて、
クーリング・オフ制度が使えます。

クーリング・オフ制度というのは、企業がお客様に、
クール、ちょっと頭を冷やして、オフ、ちょっと離れてみて、
本当に必要かよーく考える期間を与えますよ、という決まりです。

また、もし8日間が過ぎてしまった時は、
欲しくないのに無理に買わされた、
帰りたいと言ったのに帰してもらえなかったから、
しかたなく契約をしてしまった・・・
というような場合は、
消費者契約法によって取り消すことが出来る場合があります。


さて、駅近くのその空き室に入った店ですが、
2軒お隣にある薬局のスタッフが、覗きに行こうとしたら、
高齢者限定です、と言われて入れなかったそうです。

お客さんの中には行かれた方もあり、聞いてみると、
健康の話を聞いて、蜂蜜やらクロレラやら、アグリクスやら
いろいろな健康グッズの宣伝だったそうです。
買っている人もいたけど、
買わなくても特に何も言われなかったとのこと。

良心的な新製品の宣伝店舗だったのかもわかりません。

あれから3週間ほど経った今、
そのマンションの1階は、シャッターが下り、ビラも旗もなく、
空き室有りのビラが貼られています。

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