今年、社会人になられた君へ  07/06/01

メールを頂きました。

今年、新社会人として企業に就職された方からです。
会社の福利厚生は使うほうがいいのかどうか、という内容です。


当然使うほうがいいです、とお答えしました。

その新社会人クンは、
ファイナンシャル・プランナーのHPをいろいろ廻っていて、
私のサイトに来てくださったようです。

「このサイトは、FPの仕事としての内容ではなくて、
 自分の親の年齢くらいの人が、生活のホンネを書いてると思ったので」と、
私にとっては最大級の嬉しいコメントと共に、
質問が記してありました。

「第1志望の企業に入ったわけでないので、
 いずれは転職をする予定であること。
 そういう計画があるのに、会社の福利厚生の手続をしていたら、
 辞める時に面倒になるかと思う。」
これが主な質問です。

私はメールが届くたびに、心を込めて返信をしました。

「なるほど。
 でもね、いずれ辞めるんだから、と腰掛けで仕事をしていたら、
 勿体ないですよ、申し訳ないです。
 就職試験は、入学試験ではないので、
 ペーパー試験の成績順に合格するわけではありません。

 面接官が、
 うん、この学生と仕事がしたい、と
 思ってもらったから、合格したんですよね。
 この企業が第1希望だ!と一生懸命に試験に臨まれた学生が、
 合格しなったかもわからないんですよ」

「会社というのは、とてもありがたいものです。
 学校は、こちらがお金を出して、勉強をするのですが、
 会社は、お金を頂きながら勉強をさせてくれる、
 なんともありがたいところです。」

「私が入社した時、
 新入社員を一人雇うと、5年間は会社の持ち出し、
 その後5年かかってやっとトントン、
 と、そんな話を聞きました。

 そうだと思いますよ、
 多分貴方は、この6月には、ボーナスを貰われるでしょう。
 今年は、景気がよくて大幅アップだと発表されています。
 貰うほどの仕事は何もしていなくても、新入社員にもボーナスは出ますよね。

 4月5月は研修月間だったと思います。
 仕事は何もしていないのに、それでも給料は貰われたでしょ。
 ありがたいですよね。」

「勿論、この国には労働基準法があり、賃金も労働時間も就業規則も、
 そして労働者の権利も、ちゃんと決められているわけですから、
 お金を貰うのは当たり前のことかもしれません。
 でも、ありがたいな、と思いましょ」

「それよりなにより、
 貴方は第1希望の会社には、入社したい!と切望したのに、
 結構です、いりません、と言われたのですよね。
 でも今の会社は、ぜひわが社に!と言ってくれたのです、
 感謝しなければ。
 そして、骨を埋める気持で一生懸命お仕事をされることです。」

「昔から言いますでしょ。
 今、一生懸命にやるべきことをやっていれば、
 結果は後から付いてくる、って。

 今の仕事を、どうせ転職するモンね、
 自分に向いた仕事はここではないもんね、と
 いい加減にしていれば、きっといい加減なことしか起きないでしょうし、
 うん!そうだ!と
 与えられた仕事を、嫌な顔をせず、一生懸命にやっていれば、
 うん、あいつ見所があるッ、ぜひ一緒に仕事がしたい、
 と、ヘッドハンティングもされます。」

「もしかしたら、第1希望の企業に行くよりも、
 今の企業に来たことが、
 貴方にとっては、いい人生が開けるのかも知れませんよ。
 いいえ、きっと良かったのだ!と思えるように、
 ぜひ、この会社で頑張ってみましょうよ。

 この会社に入ったということは、
 同僚、上司、そして貴方の周りにいる様々な人々も、
 みんな何かしらの縁があるということです。
 
 どうせ転職するんだから、と今の会社の人達とのお付き合いを、
 いい加減なことで過ごされませんように。

 私の父親はよく言っていました。
 自分のレベルに等しい人が、自分の周りにはいるもんだ、と
 嫌な人もいい人もね、
 みんな自分と縁があるからそこにいるんだと。
 その意味が、この年齢になるとよくわかります。
 人の縁は何より大事にされることですよ。」

「せっかく福利厚生の思案から、FPのHPを廻っておられるんですから、
 毎日の新聞をしっかり読まれることをお薦めします。
 新聞は、日経新聞がいいですよ。
 え、もう一般紙を2年間の契約をしてしまった?あらーー!?
 では、今度は契約の勉強も必要ですね。」

地方出身で、東京の難しい大学を出て、
この春、企業に就職された新入社員君とのメールです。 つづきます。

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