秋を満腹 いただきまーーす♪  2009/10/15

ここんところ、黒豆枝豆、里芋、柿、新米など、
田舎やご近所さんのおすそ分けで、いろんな産地の秋を頂いています。
おいしいですねえ、本当に美味しいです。


ですが、この秋の宅配便、
いつまで続くかわからない、来年も届くかどうかわかりません。
どこの田舎にも後を継いでくれる者がいないのです。

日本の食料自給率は40、41%だと言われています。
このまま行けば40年後にはゼロになるそうです。
だけど、
このままだと20年も持たない間に、ゼロになるのではと心配です。

今、農業を支えている農家の年齢は平均70歳、
わが家のどこの田舎もまさにその年齢です。
このままだと20年後、農家の人たちはほとんどがいなくなるわけです。

農家を再生、復活させるには、元々の日本の民族の生活を取り戻すこと、
それは、御飯を食べること。
只今、神戸大学名誉教授保田茂先生のゼミで、勉強させてもらっています。
興味津々のお話です。

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御飯を食べること。
そんな当たり前のことですが、
今、日本人の80%は朝食はパンだそうです。

なぜこんなにパン食が普及したのでしょう。
それは、戦後の安保条約の中で、大量の麦をアメリカからただで貰ったことから始まります。
その年、アメリカは小麦の大豊作、
それを日本に送り、政府は大喜びでキャンペーンを張り、
お金に変えて、防衛に使うことを考えたのだそうです。

それまで、すいとん、うどんくらいしか食べていなかった国民に、
政府は、大キャンペーンを張りました。
当時の首相は鳩山一郎さん、由紀夫さんのおじいさんです。
その奥さんである薫子さんがキャンペーンの総裁だったそうです。

御飯ではなく、パンを食べようキャンペーンです。
ドーナッツカーを走らせて、全国を回りました。
ドーナッツのなんと美味しいこと、みんな感動です。
パンを食べれば頭が良くなるよぉとキャンペーンです。学校給食もパンになりました。

学校給食のお陰で、パン食は日本人の生活に瞬く間に普及しました。
そのアメリカの小麦会社の社長が、後日回顧録の中で、
民族の食生活は変えられるのだと、吃驚したと、記されているそうです。

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米を飯といい、その飯にありがたく敬う御の字をつけて、
御飯と日本人は言ってきました。

春の七草、秋の七草、なぜこのような草を子どもの頃から覚えるのでしょう。
それは、菜っ葉を食べることが米を御飯として頂くのと同じように、
大事なことだと昔の人は教えたのでしょう。

正月の七草を、ご馳走を食べ過ぎた胃を休めるためだと最近は言われますが、
昔の正月に、胃を休めなければならないほどのご馳走はあったとは思えません。
昔の人の智恵でしょう。
そしてその草の中から、体によい物が、野菜として残りました。
すずなは蕪です、すずしろは大根です。葉っぱは大変栄養があります。
台所に欠かせない野菜です。

しかし、年中これらの菜っ葉があるわけではありません。
そこで、豆を乾燥させ、海草を乾燥させて年中食べられるように考えました。

日本の国は海で囲まれています。
遠海に行かずとも、近海で採れる青魚は豊富に安く手に入ります。
肉の脂は、40度では溶けません。魚の脂は18度から20度で溶けます。
人間の体内温度は38度くらいだそうです。
溶けなかった脂はどうなるのでしょう。


フランスは、ドイツは、イギリスは、アメリカは、どれぞれ国土に適した小麦が取れました。
だから、フランスパンが生まれ、ドイツパンが焼かれました。
小麦文化、パンが主食となり、それに合う肉が食べられています。
日本人は、昔から、米を食べてきました。この土地の土壌に一番適していたからです。

米に御を付けて敬った御飯、菜っ葉や豆、海草を一緒に取れるのは、そう、味噌汁です。
そして焼き魚は、この秋やっぱり秋刀魚でしょうか。
何と素晴らしい日本人の智恵でしょう。

学校給食は明治22年に山形県で始まったそうですが、
その110年前の献立は、
おにぎり、焼き塩マス、たくあん漬けだったそうです。

この秋、美味しい日本を頂きながら、
そんな興味ある話を聞ける機会を得ています。
楽しい話だなあ、で終わらせないで、ゼミの修論に出来たらいいなと考えています。


いただきます! ごちそうさま!の挨拶も、
食する時に手を、頂に揚げて敬うことから、頂きます!となり、
また、あちこちに馳せ参じ、走り回って美味しいもの整えてもらった感謝から、
御馳走様!と言うのだとは、
子どもの頃、おばあちゃが、毎日毎日食事のたびに言っていました。

炊き立ての黒豆枝豆と栗の炊き込み御飯、焼きたての秋刀魚、そして味噌汁、
ニッポンの秋です、いただきまーーす!

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